耐震壁を設置
昔の家の弱点として壁の少なさがある。建物全体のバランスを考えた箇所に耐震壁を入れていく。
今回昔の大谷石の基礎は鉄筋コンクリートにし、120角の土台の上に耐震壁を梁下まで設置する。
松井建築研究所の民家再生では、日本の大工さん達が研究し続けてきた木造工法の良さを生かし、
柱と柱の間に、105角のフレームにホゾ抜きクサビ止めの105角の貫を通した
柔らかさにねばり強さのある耐震壁を設置している。
105角のフレームにホゾ穴を開けていく。
貫をホゾ穴に通しクサビを打つ
長ホゾとクサビ止めの詳細
外廻りの主要部分に耐震壁を設置する
両サイドは柱に、上部は梁に、下部は土台に接続する
内部の耐震壁
間柱と18mm厚105巾板による耐震壁
既存柱も耐震壁によって補強される。
さらに補強として必要ヵ所に金物止めをする
外廻りは、柱脚、柱頭に金物補強をする
柱頭、柱脚の補強金物
棟木、束、母屋、登梁の補強金物