松井建築研究所
MATSUI ARCHITECTURE OFFICE
旧家、古民家再生のご相談
・旧家、古民家を住み継いでいきたい
・冬暖かい家にしたい
・二世帯住宅にしたい
・地震に備えたい
・住みやすい間取りにしたい
・使われていない旧家、古民家を活かしたい
これらを御検討の方は、お気軽に御相談ください
Mail : matsui-k@topaz.ocn.ne.jp
Tel : 03-3355-1254
その地域の特性を色濃く持った古民家は周りの環境と一体化し、
街並み形成し、その地域文化の重要な一要素となっています。
長きに渡って建ち続けてきた民家の力強さを生かし、
現代の生活に合った改修を行い、さらに次世代へと受継いでいく
民家再生です。
民家再生の実例
青梅の民家再生
世田谷の民家再生
茨城の民家再生
岡谷の民家再生
下北沢の民家再生
飛鳥山の民家再生
築200年の民家再生
奥多摩の民家再生
再生後と再生前
仕切壁を取り、思い切ったオープンスペースとしながらも耐震補強としての耐震壁を2階構造と合わせ新設置した。
20年程前に改修された応接室であるが、2階との構造体が揃わず構造上の問題があった。又建物として重要な外廻りの4隅が開口部となっており、再生工事ではしっかりとした耐震壁を設置した。
建物全体の素材と合わせた特注キッチンで、角はRを付けダイニングに向けてカーブさせている。内側は機能的に立上がりとカウンターはステンレスとしているが、外から見るとチーク板が廻っており、キッチンとは見えない。
昔のキッチンは、北側の寒い場所にある事が多い。主婦が一番多くの時間を費やす場所であり、又料理は今や重要な文化の一つである。もっと家族全員が楽しみ、会話のできる場所にしたいと思う。
北側の有効利用として土間を大きく取り、勝手口からテラスへとつなげ、新しい機能を持たせた。風合いのある大谷石に薪ストーブを置き、手前の図書コーナー奥のダイニングキッチンさらには家全体までも暖かくする土間空間とした。
裏口というイメージの勝手口は、設備機器がむき出しに設置され、長い間には物置状態になってしまいがちである。
耐震補強の為耐震壁を入れていくと大壁になってしまうが、断熱材をしっかりと充填し直す事もできる。竿縁天井に格子照明器具をセットし、又エアコンは押し入れ上部を利用して入れてあるので、全体としてすっきりする。
2階隅が角窓になっていた為、今回の再生工事では耐震壁を設置した。又道路側の寝室ということもあり、ガラスは遮音性のある合わせ複層ガラスにした。
今回の再生工事で、今まで使用される事のなかった北側の部分を、内外共に活性化した。又大きなテラスを新設し、内部の土間を外にも連続させ、別棟とも繋げる新たな機能が生まれた。
とかく北側は、暗く寒いと敬遠がちであるが、北側には北の良さがあり、やりようによっては落着いて作業のしやすい場所になる。北側だけに部屋を繋げると内部に光が入らないとか、寒いとかで物入れ状態になり、さらに外部空間までが使われなくなって行く。
建主のご希望で建物中央に家族全員(4人家族)が楽しめるリビングダイニングキッチンを作った。天井裏に隠されていた民家の宝である太い丸太梁も現し、斜めの大天井で覆った。建物外周全体にサーモウールの断熱材をしっかり充填し、木製建具に複層ガラスで家全体が冬暖かく、夏涼しい快適さを可能にしている。
この写真からもお分かりのように、古い民家(この民家は約築100年)は壁がほとんどなく建具と柱で大屋根を支えている。今回の再生工事でしっかりとした耐震壁を必要個所に設置し、細い独立柱は太い柱(7寸角)に取り替えた。耐震補強をする事で空間は反対にダイナミックに広くする事ができる。
なんと言っても古い民家の美しさは、その環境の中に溶け込んだ日本家屋独特の容姿にある。特に瓦屋根は風格があり美しい。必要個所にしっかりとした耐震壁を設置し、アルミになってしまった建具は木製に戻し、増築部分を撤去し、なるべく本来あるべき建築当初の姿に戻した。
この民家は代々住み続けられており、保存状態は良かった。しかし残念な事に後から増改築した箇所が古い民家に合わない新建材による物が多かった。又壁がほとんどないため、今後の地震対策として補強していく必要があった。
南と北を建物中央で通じさせ、庭と直接面した明るいワンルームとした。奥の座敷は思い出として残しておきたいという建主のご希望から、仕切に両サイド耐震壁を設置し部屋そのまま残し、新しいリビングと連続させた。障子を閉めれば落着いた和室となる。
広縁、座敷、中廊下、台所と南から北へと4空間に区切られているのが、よく見る古い民家のパターンである。北側の部屋は寒く暗い、又中廊下は狭くて暗い、折角の庭も広縁としか接する事ができない。そこで建物中央で南と北を通じさせる事により、建物全体が明るく繋がっていく。
南と北を大きく広がせ、オープンキッチンも庭を見渡せる位置に配置した。
北にあった台所は寒く、他の部屋との接触がなかった。
2階部分のみの改修で、御夫婦と2人のお子さんの4人家族の為の住いである。ワンルーム形式の大空間を障子等の建具で仕切れるよう工夫した。建主は、歴史ある岡谷の町並みを残すため尽力されている方で、その志が子供達にも受継がれている。
昔は蚕小屋だった屋根裏を、一時は3つの子供部屋として仕切って使用されていた。まずその3部屋を取払い小屋組を現した時、丸太小屋の迫力と広さと高さのバランスの良さに感動し、1つの大空間で設計する事を決定した。
構造柱、貫を見せ漆喰壁と無垢板の格子戸を対比させ、巾広の破風板で妻側ファサードをしめた。
アルミサッシ、アルミのバルコニー、アルミ戸袋など、後から新建材による改修がされてしまったファサードは、独特な日本家屋にはふさわしくない。
青梅の民家再生
全て木製建具にし防犯ペアガラスを、そして新しい耐震壁を設置
美しい日本庭園のある北側ファサードはアルミサッシ、カーテンと改修されてしまっていた。
建主のご希望で畳の座敷をフローリングにし、庭へと開けさせた。必要な所には無垢丸柱を新設
長い歴史のある座敷の襖などは、違う場所で再利用している。
飛鳥山の家
2部屋を一緒にし、木ー無垢板を存分に生かした。壁は厚みのあるデュッセル塗
家族全員が集まると、手狭だったリビング