松井建築研究所                    
MATSUI ARCHITECTURE OFFICE                   


3 左官塗りと左官職人
 
鏝で塗られた壁を前にすると、何故か不思議に安らぎ、いつまで眺めていてもあきない。
熟練した左官職人によって、勢い良く塗られた壁は、生きているようだ。
調湿効果抜群の壁に囲まれていると、とても心地よい。
松井建築研究所では、内外とも壁の仕上げは左官職人による塗壁を基本にしている。
熟練した職人の鏝さばきで壁に独特の表情を作ってもらう。
長い年月の中で、汚れや傷もつくが、これも愛着となって、20年、30年と長く使え、
結果として経済的である。

珪藻土塗り

下塗り


上塗り前の養生


上塗り


夜遅くまで一気に厚塗りし、表面をランダムに仕上げる。

珪藻土塗りの壁


和室にも合う


横引き傷を付けた仕上げ


土塗り

下地に漆喰を塗る


断熱材を挟んだ木ずり下地

接着の役割をする漆喰下地


トンボ付け


塗壁にヒビや割れが入らないよう、麻のトンボ付けを行う

昔ながらの土塗り材料


その土地の土を使う

少し緑の入った土壁


落着いた暖かみのある土壁


漆喰塗り

プラスターボード下地


R壁部分は曲げる事のできるTRボードを使用

1回目下地塗り


漆喰


石灰を主原料とした天然素材

漆喰塗り


光を当てて均一に塗っていく

壁、天井と塗り回した漆喰塗り


漆喰塗りの階段


エマルジョン系樹脂左官塗り

外壁のラス下地


木ズリ下地に防水紙とラス網を張る

1回目モルタル下地塗り


2回目モルタル塗り


1,2回目モルタル下地塗りの間隔は2週間以上取り十分乾燥させる

下塗りと上塗り


下塗りはモルタルに白色を付け、上塗りで寒水石の入った樹脂材を塗りもう一度仕上げで鏝で押さえ仕上げる厚みのあるざっくり壁

仕上げ(デユッセル塗り)


デユッセルによる外壁