敷地面積 92㎡
延床面積 185㎡
構造 鉄筋コンクリート造 4階建て
設計監理 松井建築研究所
掲載雑誌
2001 男の隠れ家6月号 新進気悦の建築家28人
Wagaya17 成功させる家づくり
Memo9月号 家を建てるならじっくり話
せるこの建築家39人
2002 ディアスNO.030
VOL4 LIVING SPHERES 106人の家づくり
男の隠れ家別冊VOL1 個性派住宅
主婦と生活11月号 住宅成功実例64
都心の小敷地に計画する建築手法
1 複合的な土地の有効利用
事務所併用住宅として土地の複合利用を計る事で、
都心の便利な場所に土地を求めて建設する事が可能
となる。
また職住接近となり通勤の無駄も省く事ができる。
2 都心の長期的計画
都心の建込んだ小敷地に木造3階建てなどは耐震、
防火上恐ろしく、安心して暮らせない。
コンクリートの壁で周囲をがっちりと作り、将来の
設備機器の交換等も予測して設計し、耐久性60年
以上と使えば結果としてローコストとなる。
3 豊かな建築
ローコストだからといってビニールクロス、プラス
チックやベニヤ等を使わず、力強い無垢な建築を作
るには、構造材を仕上げ材としても使うコンクリート
打ち放しが有効な手段となる。限られた予算は最重要
な箇所にのみ使い、余分な贅肉部分までには廻らない
事になる。
十分な強度のコンクリート打ち放し躯体と、最小限の
内装を無垢材で行い、キリッと引き締まった無駄のない
豊かな生活ができる。
4 中庭(ライトコート)方式
周囲が建込んだ小敷地に建設する場合、やたらと窓を
設けたのでは、プライバシーも危うく建て売りさんに
なってしまう。
ライトコート方式とは周囲をコンクリートでぐるりと
囲み、中をポッカリと中庭の吹抜けを開け、プライバ
シーを確保すると同時に、採光と通風を得る手段である。
5 屋上庭園
住宅の命「庭」が地上に持てぬなら、積極的に屋上を
活用し、庭園を作る事で、緑と日光を楽しみたい。